開発学を学ぶならサセックス大学!

サセックス大学

本サイトの創設メンバーの3人は、イギリスはサセックス大学(University of Sussex)にて国際開発学の修士号を取得しています。

そこで今回は、サセックス大学開発学系修士コースについてご紹介したいと思います。

世界1位の大学!!!

既に知っている人も多いかもしれませんが、サセックス大学は開発学世界1位の大学として知られています!

英クアクアレリ・シモンズ社 (QS) の科目別世界大学ランキング、開発学 (Development Studies) 分野において、2016年から4年連続で世界1位に選ばれています。

最新の2020年版は、以下の通りです。
1位 サセックス大学
2位 オックスフォード大学
3位 ハーバード大学

なんと、あのハーバードやオックスフォード大学を抑えての1位なんです!
(これは鉄板の自慢文句なのか、在学中にセミナーに参加した際、講師の方が最初の挨拶などでよく言ってました笑)

開発学に関する4つの機関/学科(修士課程)

そんな世界1位と称されるサセックス大学には、開発学に関するコース(修士課程)が20以上存在します。
大学院受験の際は、コースが多すぎて選ぶのが大変でした、、、
これらのコースは、基本的に4つの機関、学部に属しています。

School of Global Studies

1つ目が、School of Global Studiesです。
サセックス大学の開発学系コースの多くが、このSchool of Global Studiesに属しています。

MA. Social DevelopmentやMA. Environment, Development and Policy、MA. Conflict, Security and Development、MA. Human Rightsなど社会開発から環境、人権まで非常に幅広いコースを提供しています。

また、修士だけでなく、博士、学士のコースも提供しています。

IDS(Institute of Development Studies)

2つ目が、IDS(Institute of Development Studies)です。
IDSは、正確に言うとサセックスの教育機関ではなく、サセックスのパートナー研究機関です。その研究機関が修士及び博士コースを提供しているという形です。

MA. Governance and DevelopmentやMA. Globalisation and Development、MA. Poverty and Developmentなどのコースを提供しています。

School of Global Studiesよりも、もっとスコープを絞ったコースが多いように感じられます。

CIE(Centre for International Education)

3つ目が、CIE(Centre for International Education)です。CIEは、MA. International Education and Developmentというコースを提供しており、名前の通り開発学の中でも教育に関心のある方にオススメです。

CIEに在籍するMario Novelliという教授は、国際開発の教育分野では非常に有名な方です。
(僕は、MA. Social Developmentで修士号を取得しましたが、選択科目では彼の授業を受講していました。)

教育×平和、紛争という分野に興味のある方は、彼の授業を受けるべきです。

SPRU(Science Policy Research Unit)

最後に、SPRU(Science Policy Research Unit)です。こちらは、開発学×ビジネスに関心のある方にオススメです。

MSc. Sustainable Developmentというコースを提供しています。

近年、SDGsやESG投資、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)がバズワードとなっており、ビジネスにおいても国際開発の概念が重要となってきています。
このような、開発学をビジネスという観点から学びたい方はSPRUをチェックしてみてください。

就職先

サセックス大学がどんな学校で、どんなことを学べるかも重要ですが、卒業後の進路も気になるのではないでしょうか?

サセックス大学の日本語版ホームページでは、以下の就職先が紹介されています。

  • UNICEF(ユニセフ)水質・衛生プロジェクト参画
  • 気候変動プロジェクト参画
  • アジア開発銀行 プロジェクトマネージャー
  • CARE(人道救済組織)人権保護プロジェクト参画
  • CARE(人道救済組織)地区代表
  • Refugee Council(難民救済組織)アナリスト
  • スロバキア 英語教師
  • UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)ボランティア
  • ACF(飢餓撲滅団体)食料安全保障プロジェクト参画
  • 文化財保護団体 代表
  • 世界銀行 シニアエコノミスト
  • 韓国女性開発院 代表
  • フェアトレード機構 代表
  • 環境省(ニカラグア共和国)
  • 駐米フィジー大使館
  • 世界基金 基金ポートフォリオマネージャー
  • 国連世界食糧計画 地区代表
  • バングラデッシュ開発機関(BIDS)リサーチディレクター

開発学世界一位の大学とだけあって、やはり国際機関への就職先が多く紹介されています。実際、僕のクラスメートはガンビアのUNDPでHead of Solutions Mappingになったりと、国際機関への就職は多いと思います。

しかし、全員が国際機関へ就職するわけではありません。特に、僕のように学部からそのまま修士に進学してきた人は勤務経験がないため、国際機関への就職は困難です。
(国連など多くの国際機関は2年以上の関連する勤務経験を求める場合が多い)

そんな新卒組は、民間企業へ就職するのですが、コンサルティングファームへの就職は割と多いと思います。僕自身がコンサルタントになったというのもありますが、同僚や上司にサセックス大学出身の人が結構います。また、サセックス大学の同期には他ファームに就職した人も多いです。

さいごに

ハーバード、オックスフォードを抑え、開発学世界一位と称されるサセックス大学!!!
開発学に興味がある、将来国際協力分野で働きたいと考えてる方は、絶対にここで学ぶべきです!

参考文献

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